共生山 法仙庵 月影寺(げつえいじ)

由緒

御本尊 阿弥陀如来

 総本山知恩院第八十五世・大本山増上寺第八十四世藤井實應和尚の念持仏「阿弥陀如来坐像」を御本尊として安置しております

 武蔵野地域には、小平市、国分寺市、国立市、立川市など、浄土宗寺院が1か寺もない市が多くあり、合わせて約110万人の人口を抱えています。そのため、浄土宗檀信徒の方々にとっては心許ない状況にありました。月影寺はその要望に答えるべく平成17年に設立されました。

 教化活動については、多くの浄土宗寺院と連携しております。また、地域に密着した寺院となることを目標としており、将来は武蔵野地域に伽藍をととのえた寺院の建立を目指して活動しています。

共生山 法仙庵 月影寺

 当山の寺号は、宗歌「月影」より法然上人の教えを伝える念仏信仰の寺であることを表明し、開山藤井實應和尚の「月かげ」の歌を当寺の御歌としていることから「月影寺(げつえいじ)」とし、山号「共生山(ぐしょうざん)」は、椎尾辨匡上人(大本山増上寺82世)の信仰運動「共生」の寺であることを示すものです。また、開山藤井實應和尚が愛知県小坂井町に設立した念仏堂「法仙庵」(現在は閉鎖)の名称を引き継いでおります。



月影寺の御歌

人の世の憂き悲しみの谷底を 
  静かに照らす弥陀の月かげ  
            藤井實應和尚


住職 藤井正史 


浄土宗 特任布教師
総本山知恩院 布教師 / 大本山増上寺 布教師
 
経歴
昭和40年2月 東京生まれ
大正大学大学院にて仏教学(梵文学・印度哲学)専攻修了
総本山知恩院にて得度・度牒授与 / 宗戒両脈相承
大本山増上寺にて璽書相承

浄土宗総合研究所嘱託研究員、浄土宗東京教区教化副団長、浄土宗東京教区参事等を経て、現在は法務を中心に活動しているほか、布教法話、宗教関係の講話、仏教に関する執筆なども行っています。

     

沿革

平成16年
浄土宗東京教区玉川組 及び 浄土宗東京教区により新寺建立が認証される。
平成17年3月 1日
月影寺 設立 行政・税務署等公的機関に届け出。
平成17年5月20日
浄土宗より、藤井正史が国内開教使に任命される。
平成17年9月 7日
浄土宗と被包括関係が認証され、浄土宗月影寺となる。       
東京都等公的機関に届け出。