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共生山 極楽院 月影寺(げつえいじ)

連載法話

  

お数珠の話

 皆様はどのようなお数珠をお持ちでしょうか。毎日のお勤めや、法事、お墓参りではぜひ、ご自分のお数珠をお持ちになっていただきたいと思います。
 お数珠は、念珠ともいい、宗派によって様式の違いがあり、石の素材によっても、かなり印象が違います。浄土宗には、四つの種類があります。最も多く使われるのは、「日課念珠(にっかねんじゅ)」という、二つの輪が組み合わさっている二連の数珠です。

 これは、浄土宗独自のものです。(浄土宗門下から派生した時宗でも用いられています)法然上人に帰依した阿波介(あわのすけ)という陰陽師がいました。陰陽道の技を使って巨万の富を築き、七人の妻を持つなど欲望のままに人生を送っていたそうです。ところが、ある日「お金を貯めても後生の救済のためには何もならない」と、金の空しさに気づきました。そこで、師となる善知識を求め、知り合いで既に法然上人の弟子となっていた蓮生房(熊谷直実)に頼んで、京の都・東山吉水の草庵(現在の知恩院辺りから、隣の円山公園にある時宗安養寺近辺)の法然上人を訪れました。

 そこで法然上人の弟子となり、入道(在家の生活をしながら仏道修行をする人)として、熱心にお念仏を称えはじめたそうです。この阿波介が考案したと伝えられるのが日課数珠です。阿波介は二連の数珠を持って、称えた念仏の数を器用に数えていたそうです。

 日課数珠(二連の数珠)の中にも、六万遍と三万遍の二種類があります。一つ一つの珠が大きく、お念仏が三万遍数えられるようになっているものと、珠が三万遍のものよりも小さく、六万遍数えられるようになっているお数珠です。

 百八数珠は、仏教では最も基本的な形のお数珠です。浄土宗の百八数珠は、親玉(珠の結び目に使う大きな珠)が一つで、房が金属の輪についています。お数珠を繰ると、いつでも下に房がくるように工夫されています。荘厳数珠は、導師が用いる水晶などの珠でできている儀式用の数珠です。

 お数珠の珠には水晶、瑪瑙、翡翠などが使われていますが、ご自分の気に入った数珠を手に入れ、永く使うようにしていただきたいものです。南無阿弥陀仏
 

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